(体験談)師走の楽し気な雰囲気の中、国家試験の勉強をしている方へ

経験談)師走の町の喧騒を感じながら勉強をするということ

12月になり、夜、散歩に出ると師走の街の喧騒を感じる。

12月の夜は、街の雰囲気が特別だ。そして、私の思いも特別だ。毎年、この季節になったのだと感慨深い。

週末は特に人通りが増える。

デパートの買い物袋をいくつも持って家路につく家族連れ。

忘年会の帰りだろうか、居酒屋から駅までの道のりを笑いながら歩くグループ。

イルミネーションを見ながら街を歩くカップル。

12月の師走は、クリスマスから年末にかけて、楽しい雰囲気が街を包んでいる。

そんな雰囲気とは対照的に、というか、いつもの日常通りに、カフェで勉強してい方々がいる。

そんな人をみると私はそっと心の中で、エールを送る。

きっと、いろいろな思いがありながら勉強をしているのだろうと思うのだ。


私は学校の後や週末、よくカフェで勉強していた(コロナ前)。


私の受けた国家試験は2月だった。

師走の時期もカフェで勉強していたので、その時の心情をこの季節になると思い出す。

だから、

翌年に資格試験を控えている者にとって年末年始は、休みではない。


学校や仕事が休みで時間的に余裕ができたとしても、気持ち的には休まらない。


クリスマスパーティーや忘年会には行かない。

紅白も見ない。

デパートの初売りにも行かない。


頭のどこかにはいつも試験のことがちらついている。

私の思考プロセスは以下の通り。


「このままでは試験合格にむけて、勉強の進捗がまずいぞ」

「年末年始のまとまった休みを使って集中して勉強しよう!」

「あー、こんなに勉強しているけど受からなかったらどうしよう」

「そんなこと思っている前に、今すべきことに集中だ!」

「勉強が辛いよ~(;_;)もう逃げ出したいよ~~~」

「でも、このままでは本当に試験、まずいぞ」(最初に戻る。思考のループ)

思考のループを止めるべく、とりあえず、1問でも多く問題を解くんだ、目の前の勉強に集中する。


気分が乗ってくると、時間はあっという間に過ぎるのだけど、気分が乗らないときに勉強を続けるのは本当に辛かった。

しかし、これまでの模試の結果を振り返っても、このままでは受からない可能性が高いことは分かっている。

そのため、勉強しなくてはいけないのだけど、普段から仕事と学校の両立で朝から晩まで活動しているので、少し休みたい。

というか、大々的に休みたい気分だ。

とにかく勉強から離れたい。

でも勉強を進めないと、来年泣くのは自分だ。

ここが頑張り時だと思い、過去問に取り組む。

しかし、相変わらず、街からなんとなく楽しそうな雰囲気を感じる。

勉強の休憩時間にスマートフォンを見れば、クリスマス・年末年始イベントの楽しげなSNSの投稿が目に入る。


楽しそうだ。

でも、自分がその一部に加われないとき、そちら側がとても明るく見える。


自分は今何をしてるんだろう。これは本当に将来に続くものなのだろうか。

夜遅く、勉強を終え、人通りがない街を歩いて帰る途中、寒くて、暗くて、どうなるか分からない来年のことを考え、気持ちも暗くなった。もし、不合格だったら・・・。

このように年末年始は不安な気持ちを持ちながら勉強を続けることが辛かった。

年末年始も勉強を続けているひとへ

世の中、今年もあとわずかだ、と区切り付けに入っていても、

「私が区切りをつけられるのは試験合格後だ」と思っているひともいることでしょう。

わたしはそうでした。


楽しそうな周囲の雰囲気を見ると、孤独感が強まることもあるかもしれません。

社会人になって専門学校に入り、勉強をしている方は、

2つのわらじを履く生活や、金銭的事情から、再チャレンジするためには再度覚悟と家族の理解が必要となると思います。

そのことを考えると不安になることは当然です。


おそらく、資格試験に挑戦している(していた)ひとの多くが、

年末年始、来年のことを考えて不安になる(なった)ことが1度はあると思います。

「不安を感じるのはあなただけではないよ。安心して。」と言われても、

なんのなぐさめにもならないことは、経験上わかっています。

でも、不安を持ちながらも、勉強を進めているあなたは、本当にすばらしいと思います。

きっとそういった「踏ん張りと頑張りの積み重ね」が合格に近づいていくのだと思います。

国家試験を前にしたら、1人で問題を解いていくのです。

今はその孤独とプレッシャーに耐える練習の期間と思ってみるのはいかがでしょうか。

体調に気を付けて、悔いのないほど勉強し、試験日を迎えられることを願っています。

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