今回は仕事と学校がある平日のスケジュールを記してみたい。
私は仕事の後に学校に行く生活を2年間していた。
最終学年時は仕事を辞めて学校のみの生活になった。
- 社会人をしながら専門学校に行くことを検討している。
- 会社と学校との両立生活が実際どんな生活なのか、知りたい
もくじ
タイトルの”日常ver.”というのは、例えば、以下のような時期のことだ。
- 仕事と通常授業のみ
- テスト前以外、もしくは、テスト期間中ではない
仕事と学校の両立が始まる前は、
「テスト前は大変そうだけど、家→仕事→学校→家と淡々と毎日が過ぎていくだろうな」
とのんきに構えていた。
もし、この時の私の気持ちにナレーションをつけるしたら、
「この時、キリスはまだ、これからどんな日々が待ちわびようとは、知る由もなかった・・・」
となるだろう。
そんな、思いもしなかった仕事と学校の日常のスケジュールを振り返ってみたい。
1日のタイムスケジュール(日常ver.)
1日のタイムスケジュールはこんな感じだった。
一時期は、朝5時半ごろ起きて、朝も勉強をしていたのだが、疲れて続かず、この時間に落ち着いた。
お弁当を作ったり、朝食を用意したり、身支度を整えたりの時間。
電車での通勤。電車では座ることができない状態(コロナ前)。
通勤中は自分の声で苦手な分野の教科書を音読したものをスマホのボイスレコーダー機能に吹き込んだものを聞いたり、
まとめたノートを見返したりしていた。
事務職として働いていた。
パソコンでの書類作成、資料の整理、他部署からの照会応答業務、外線対応、時々研修の講師などの仕事をしていた。
昼休みは45分間。
朝作ったお弁当を食べた後、授業の予習をしたり、前日の授業で分からなかったところを調べたりしていた。
タイマーで10~20分を図って勉強した。長い時間は取れないが、時間が限られているので集中して勉強できた。
また、時々は外に食べに行くこともあった。45分なので外食すると戻ってくるのがぎりぎりになってしまうため、外食は少なめだった。
終業時間になったら、職場から職場に併設されている食堂や売店に行く。
食堂で、夕食を食べる。学校が始まり最初のうちは、帰宅後食事をしていたのだが、授業の途中でお腹が空くのと、
寝るのが遅くなったり、就寝直後に物を食べない方は翌日の体調が良かったので学校の前に食べる生活になった。
基本、麺類やアラカルトメニューを頼んでいた(早く食べられるので)。
また、売店でデザートを買い足して食べたりすることもあった。
食べ終わって少しだけボーっとする時間がリラックスの時間だった。
歯磨きをして、少しメイク直しもして職場を出発。
通学は電車で1回乗り換えがあって、構内を歩く。
乗り換え前の電車は座れるのだが、5時を過ぎるとラッシュの時間にあたるので、乗り換え後の電車は座れず、途中から満員状態の電車の中では立っていた。
学校の最寄り駅から学校が急な坂道で、荷物が重い時、学校に通いたての頃は、通学だけで息切れしていた。
また、学校説明会で実際に来た時と時間帯が異なったため、夕方は駅や街が混んでいて、苦手な時間帯だった。
学校到着。学生はエレベーターを使用してはいけないので、3階の教室まで階段で行く。
学校の天井が高かったのか、階段の段数が多く、坂道を通ったあとの最後の関門のように感じた。
授業の準備をしたりして席で授業の開始を待つ。
帰宅後、お腹が空いたら少しだけ軽食を食べる。
明日の学校の資料をセットするなどの準備をする。
入浴、ストレッチ。
私は寝る前になには文字を読みたいという習慣がある。
すぐに入眠ができるタイプではないので、今日の授業の復習をしながら、就寝。
今振り返ると、1年生時は、日常のver.のスケジュールの日が多かったものの、
2年生になると、テスト期間中以外であっても学校の後はそのまま帰宅する日という日は少なくなっていった。
一日のスケジュールを見て頂いたところで、次に申し上げておきたいことがある。
私は、「仕事と学校を両立」が出来ていたかというと、
それは、残念ながら、
否!である。
私の場合、「両立していた」という言葉は正しくない。
どちらも倒れないように毎日ぎりぎりのところで、なんとか持ち堪える毎日だった。
一方(仕事)は両手でこなしながら、もう一方(勉強)は足でバランスをとっていたいう感じだ。
正直なところを話せば、1日に何度も「もうやめたい」と思ったこともあった。
例えば、秋も深まり、日が落ちるのが早くなると仕事場を出発する頃にはもうあたりは真っ暗になっている。
そんな時、これから家路に変える人々とともに電車に乗りながら、私は学校に行く。
そんなとき、「(仕事が終わった後)わたしも帰りたいな」と思ったこともあった。
また、体調が悪くなり、仕事だけ行ったり、仕事や学校に行けなかったこともある。
(休む時間が少なく、睡眠時間も足りなかかった。疲労が蓄積していって解消できなかった)
仕事と学校の生活中、学校に入ることは自分で決めたのだが、仕事と学校の両立が苦痛になっていた。
それは学校が楽しくない、というわけではなく、
毎日をこなして行くことで精一杯で、
楽しいという気持ちや意欲的な姿勢を持つ気持ちが低くなっていたためだと思う。
(資格を取得した今も勉強は続けているが、総合的に理解ができるようになったことで突然視界が開けたり、
実務で人の役に立てたりすると学ぶことの楽しさを実感する)
学校の成績は良くなかったし、学校のテストで赤点をとって再試を受けたこともある。
ここまで読んでくださった方の中には「そんな成績劣等者のスケジュールや勉強の方法では役に立たないよ」と思う方もいるかもしれない。
(お役に立てずに、申し訳ない。ほかのブログや情報をご参考にされたし。)
しかし、そんな私が、こうして仕事と学校の生活について書き記すのには理由がある。
仕事をしながら学校に通う(もしくは勉強する)ことを決断する時にはこうなりたいという未来の目標がある。
「資格を活かして仕事をしたい」
「勉強で仕事で使う知識を広げたい」
「資格をとることが昇進の条件だから」
など、人によってはきっかけは異なるものの、誰もが今とは違った自分になりたいという気持ちを持っている。
それを決めた時はやる気に燃えて、輝かしい未来に向けて頑張るぞという気持ちだと思う。
それに、何か目標に向けて頑張るひとの姿は輝いて見える。
私の想像力不足かもしれないが、目標を持っている人は毎日が充実していて楽しいだろうなと思っていた。
「学ぶことが楽しい!新しい知識を得て成長を実感できる。」といった、
毎日が充実していてキラキラしてるイメージ。
それが、目標がある人のイメージだった。
もしくは、成し遂げたいことに対する熱い思いを内に秘めながらも
冷静沈着にマシンのように器用に進めていく人。
そんな優秀な人というイメージだった。
実際に仕事と学校の生活をするなかの私はどちらでもなかった。
とにかく毎日をこなすことで精一杯。
学校を検討するにあたっては、複数の学校説明会に行き、学校を比較するマトリックを作成して、
自分が良いと思う学校に決めた。
そう思って始めた学校も、仕事と同時に進めることは、肉体的にも精神的にも私にとっては辛く、
目標やなりたい自分の姿だけではモチベーションを維持することが難しかった。
今振り返って、私がもう少し事前に知っていたらと思うことは、
仕事と学校を実際に両立する生活に関する実際の声。
事前にスケジュールの一例を知って、実際の生活が始まったときのギャップを少なくできたら。
あるいは、社会人になって学校に入ることを迷っている方の力になれたらと思う。
実際に仕事と学校の両立について考える上で、事前になかった視点を私の場合を例に見てきたい。
「時間上、両立することは可能」→必要だった考え:両立するとどのくらい疲労感があるか(人によって感じ方には差があるかもしれないが、声が多ければ検討材料が増える)
「移動には○分かかる」→必要だった考え:「電車の混雑具合はどのくらいなか(座って勉強しながら行けるのか、満員電車でずっと立ったままなのか)」
「勉強、頑張るぞ」→必要だった考え:「仕事が忙しい時、気分が乗らない時、どうしのぐのか」
ということだ。
生活が始まる前に想像していた生活と現実には、ずれがあった。
実際の生活が、想像していたのと違って、想像よりきついものだった場合、ストレスを感じやすい。
一人一人の状況違うが、このブログが各々が実際の生活を考える上で少しでも参考になれば嬉しい。
本ブログではこれから仕事と学校(もしくは勉強)の両立にチャレンジしたい(している)方に向けて、
仕事と学校の両立ってこんな感じなのか〜と思ってもらったり、
既に取り組み中の方が「もうダメだ、、、」と思った時に少し笑ってもらえたり、
逆に「ここまでではないので私は大丈夫かも」と勇気を持ってもらったり(笑)してもらえばいいな、
と思って書いている。
社会に出てからもう一度、学校に行く(勉強する)ことが特別なことではなく、
それによって自分に自信がついたり、
誰かの役に立てることがうまれたり、
うまくいかないことがあっても、
もう一度、
頑張ってみようと思える社会になりますように。
仕事と学校の両立は時に孤独なことがある。
自分自身は、同じ境遇の友人(大学を卒業して会社員をして数年後、学校に行ったひと)が身近にいないことや、
周囲の友人が、会社で昇進した、起業した、結婚した、子供が生まれた、
というような、大人の階段を上っている状況を知ると、
「それに比べて私は何をしているんだろう。今取り組んでいることは本当に未来につながるのだろうか」と弱気になることがあった。
でも、悩んだ末に、
今、自分の理想になれていないからと言って、歩みを止めてしまったらもったいない
と思った。
私はスマートに進むという目標を下げ、
成績が思わしくなくても、カッコ悪くても、そんな自分を受け入れ、進む。
思い通りでなくても、とにかく進む
進めないときは、
一旦と止まってもいいから、とにかくやめない
こう思い、私はなんとか続けることができた。
仕事と学校(勉強)の両立はとても大変だったけれど、やめないで続けて良かったと思う。